2016年02月04日

ジカ熱感染症拡大中!

ジカ熱感染症が拡大傾向にあります
ブラジルなどの中南米を中心に、知的障害を伴うこともある小頭症
との関連が疑われています.ブラジルでは中絶は違法な為。小頭症
など先天性脳疾患の赤ちゃんが生まれる危険が高く、ジカウイルス
患者には例外的に認めてくれないかと政府に働きかける動きもあります.
世界保健機関(WHO)は今後1年間で世界中で300万〜400万人の
感染者が発生する所謂パンデミック(世界流行)の恐れがある
「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当すると宣言し
妊娠している女性が感染地域を訪問する場合は注意を払うよう呼び
掛けました.
ジカ熱感染症はデング熱及びチクングニア熱と同様、シマカ
などの蚊を媒介して感染しワクチンや治療薬がありません.また、
感染しても風邪に似た症状で、軽い
場合は気付きにくい為、感染拡大が起きやすくなっています.
我が国においてもヒトスジシマカなど共通の感染症媒介蚊が常在するため、
ウイルスがいつの間にか侵入し拡散する可能性は大いにあります.
ブラジル等中南米に旅行し、蚊に刺され数日後に発熱、発疹、筋肉痛、
関節痛、頭痛等の症状が出た人は、帰国後必ずその旨を通知し医療機関
を受診してください.
尚、過去に一度でもジカ熱にかかったことがある妊婦さんは大丈夫で
先天性脳疾患の子が生まれるリスクはないとのことです.
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ヒトスジシマカ駆除風景
posted by brotherkogyo at 11:45| 神奈川 ☁| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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